2013年11月1日金曜日

ルパン三世は世界を救えたのか

一記事目はルパン三世について。
ルパン三世とはみなさんご存知だとは思うので紹介は省かさしてもらいます。あしからず。
ストーリーは至って単純なんですよ。
でもその中で一番有名なのは多分「カリオストロの城」宮崎駿監督 であろう。
が、意外と知られていないが、カリオストロの城にはこんな事やあんな事があったわけです。ってのが今回の内容です。記事にしてから調べたりしてるので、この記事は妄想や深読みです。

最初に結論から。「ルパン三世は、クラリスの世界を救った。」

当たり前だよこのアホ!!!ってつっこむのをぐっと抑えて、どうぞ。
ではではご賞味ください



ルパン三世NETWORKよりhttp://lupin-3rd.net/character.html

宮崎駿版TVルパン三世

カリオストロの城に至るまでにTVシリーズで宮崎駿が監督している作品があるのでそこに注目してみよう。
145話「死の翼アルバトロス」
155話「さらば愛しきルパンよ」
この2作品において宮崎駿は監督をつとめている。
展開についてはいろいろ調べてもらえば、わかると思うので割愛。

私が、大事だと考えるのが、基本的なベースが、「核」・「戦争」等であること。
そして、この2話では基本的にワルサーP38やかっこいい車そんなものはでてこない。
ルパンが戦ったのは、飛行機にのって敵のでっかい飛行船をぶっ壊したのと。(半ば不二子)
銃撃戦に脱いだ靴を投げつけたくらいであるということ。
ちょっと待てよ。と。ルパンといえば「緑か赤のスーツ・ワルサーP38・SSK」とかじゃねーかと。」


そうなんです。今までのルパンと違って人を殺しても、銃を撃つわけでも、お金を盗むわけでもないんです。
敵は武器商人。そしてそれを必要とする軍事産業。けれどルパンは靴を飛ばして勝つ。
今までのルパンとは違うんですね。
こいつは又今までとは違うルパンが出てきたと言っても過言ではない違いではないか。

「ルパンは平和を愛している」だからこそ、自分の正義というフィルターで悪と戦っていたのではないのか。
泥棒の手口が鮮やかだ。闘いに強い。かっこいい。ではなく、てだ。
じゃあなんやねんと。「世界の平和や、悲しむ人がいないように悲しむ人を作ってしまうものを盗んでしまう。」という訳だ。

カリオストロの城


TVシリーズのルパン(宮崎版)が又出てくるのは、言わずもがな「カリオストロの城」だ。
TVシリーズと同様に、どうやって戦った思い返してほしい。

ワルサーP38はお城のレーザーで溶けてしまい。
見つかったらダッシュですたこら逃げる。
花火で豪快にかく乱したり、伯爵とチャンバラ。結果的に伯爵は死ぬが、直接的には自業自得だ。
結局、カリオストロの城のオチ(お宝)は、古代ローマの都市がお宝だった。
泥棒なのに、盗めてない。
ルパン三世NETWORKよりhttp://lupin-3rd.net/character.html

お金も盗んでいない、偽札も盗んでいない、結局カリオストロのお宝も盗んではいない。
泥棒にできるのは、「今はこれが精一杯」と、手から小さな花を出すことしかできない。

そこで、結局何を盗んだのか。
TV版と同じく、「世界の平和や、悲しむ人がいないように悲しむ人を作ってしまうものを盗んでしまう。」伯爵や、あのクソッタレなお宝の呪縛から、クラリスを盗んだわけだ。

そして、ご存知のとおり。
銭型「ルパンめまんまと盗みやがって」
クラリス「いいえ、あの方は何も盗まなかったわ。私のために戦ってくれたんです」
銭型「いや、やつはとんでもないものを盗んでいきました」
  「あなたの心です」
あとオートジャイロ

クラリスの世界を守ることはできた。心は盗んじゃったけど形あるものはなんにも。
素敵やーん!!!


以上のことから、宮崎駿的にはルパンが意味もなくダラダラ続くくらいなら、もう意味のないルパンはやめようって思ったんじゃないかなー。今の時代に必要なのは、金銀財宝を盗むことでも、銃で敵を倒すわけでもなく、って思うわけです。

ルパンっていう存在は世の中に必要であったのか、という疑問は別として、時代や時間の流れで、声優も内容も変化せざるおえなかっただろう。
なんせ次元はかっこいいし、不二子ちゃんはナイスバディだ、五右衛門はお茶目だし。

あなたにとってのルパン三世はどんなルパン三世なんだい。と
みんなのルパン三世像があって当たり前だけれど。
そうやってカリオストロの城が出来てたんじゃないかってわくわくするよね。つー話でした。


ということを含めまして。もう一度「ルパン三世 GREEN VS RED」をご鑑賞するのも一興です。
これについては又の機会に。
ではでは。

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